小林つん太のギター&音楽談義

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zoom RSS Effectレポ[空間]#番外3/MXR Carbon Copy×OCD考察編

<<   作成日時 : 2010/10/15 06:32   >>

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Effect レポシリーズ[空間]#番外3
MXR Carbon CopyとFulltone OCDの食い合わせ実験に見る危険性┌|∵|┘


前回のCC×OCDの食い合わせ実験編に続き、考察編です。
Aさんの疑問に端を発した実証実験でしたが、実験結果は以外に身近なところにある種のキケンが潜んでいる事を示唆してました。
本日はこの「示唆」を提示したいと思います。

<Aさんの状況、想像編>

前回の実験結果から、Aさんの状況を私なりに考えてみます。

■1. CCの音ヤセは、上流のOCDによって源音回復されている
■2. CCの音ヤセ状態を基準にしてしまうと
   OCDによって源音回復された音は相対的にギラギラに聞こえる

当方の勝手な想像ですが、
音ヤセ、源音、バッファなどを理解していると思われるAさんが、CC=マトモと判断してしまってることから、「Amp直」と言っている状態ですでに音ヤセ状態である可能性があります。

その場合に考えられる事は、次の2つ。
1.Amp直といいつつ、実は音ヤセチューナーDT-10がささっている

2.超粗悪or断線寸前シールドを使っている
[Buffa研究#5&6/シールド編参照]

もし前者ならば、CCをマトモと判断することに合点がいきます。
DT-10、私も持ってますからよく分かります。音質的には激ヤセバッファですが、一応バッファなので電気的にはHighインピーダンスをLowインピーダンスにしてくれます。よって
CCはDT-10のバッファですでにヤセた入力音を、それ以上ヤセさせることなくそのままOUTできるのです。ココだけ見てればCCがマトモに見える可能性はあります(図2と3)。
画像

図1/CC=ON時の劣化イメージ。100とか80の数字は例えばの指数
図2、3/CCがDT-10によってマトモペダルに見えてしまう場合のイメージ
劣化度がDT10=▲30,CC=▲20という例。実際は違いますヨ
Clickで拡大


DT-10で劣化した状態を「基準」にしていれば、OCD=ONの強烈なバッファ効果によって「源音回復」したシステムの音がギラギラに聞こえるのは合点がいく次第。失ったMidHighがゴッソリ戻って来ちゃいますからねぇ。OCDのOFF→ONで信号の数値が、例えば[70]→[100]のようになるイメージを図4と5に示しました。
画像

図4、5/OCDのon/offでシステム全体が影響を受ける場合のイメージ
Clickで拡大


次の可能性としては、
Aさんのシステムでは本当にCCがヤセていない。
どういうコトかと言いますと、
AさんのGuitarがEMGその他のActive Guitarシステムである可能性です。
これなら初めから信号はLowインピーダンスです。CCはバッファなどなくても源音を聴かせてくれるでしょう。
OCDも本質的に多少ギラつく可能性はあります。
この可能性が一番高そうだと思うのですが、でもだったらOCDはギラつくなんて云ってる間に普通はToneで調整するはずですよね。うーむ、謎です。

当方の実験では、上図1〜5は実証できていて、Aさんの症状に近いモノではありますが、図1に反する「CC=マトモ」をはじめ、完全な符合がとれる再現ができたわけではありません。

まあ、後はAさんのみぞ知る、です。
文章による詳細な条件だけでなく「音」を聴かせていただければ、より真相に近づけると思います。


<意外に気付いてない、身近なキケン>

さて、ここからが本題。
今回の実験&考察はAさんのお問い合わせから始めた実験を元にしておりますが、実は記事にした本当の目的は下記にあります。
まさに「ひょうたんからコマ」的なネ(^o^)/

歪み系の多くの機種がTB仕様になっている昨今、この類の組み合わせって実は世の中にも普通に多いと想像します。
問題点は、OCD のような[強いバッファ効果を持つペダル][音ヤセペダル]の前で、あるいはボードの先頭付近でON/OFFされる事にあるのです。

ONの時→システム全体がバッファードされて音がシャキッとする。
OFFの時→信号が一番最初に出会う音ヤセ式ペダルによって劣化を招く。
さらにこの一番最初の音ヤセ君がONになったりOFFになったりするようなシステムだと、ややこしさ全開ですな(^_^;)

でも解決方法は意外と簡単┌|∵|┘

OCDの後に有効バッファを入れるだけ(^o^)/

これだけですね。
CCがTBなんでBypass時には完全状態ですが、ON時にはバッファーの影響をモロに受ける音ヤセペダルだったというトコが混乱を招く所以です。
要するに、過去に書いた最適ボードシステム考察#4/A,B型のB-1型で解決ってことなのです。
この原稿を書くにあたり、久々に自分でその記事を読んでみましたが、なんとソコにまさしくCarbon Copyについて言及しているではないですか(^ ^ゞ
まぁ忘れてるのはよくある事なんですが、さすがに苦笑してしまいました(^_^;)

その記述では今回の実験で解ったキケン性については全く考慮してないようですね。「空間ペダルを音ヤセペダルからCCみたいなTBペダルに変更する事により、A型システムになりうる」なんて書いてますヽ(´o`)ノ

まあこの時点ではCCがON時に音ヤセペダルになるってことは知らなかったのでそう書いてしまったワケですが、バイパス時だけは確かにA型なりますけど、完全なA型にはなりませんね(^_^;)
ただA型にはならないだけで、結局B-1型でOKということが解ったというのが今回の実験であるともいえます。A型、B型に関する気付かなかった留意点をひとつ埋める事ができたというワケです。

強いバッファ効果を持つ歪みペダル

音ヤセの空間ペダル

この組み合わせって実は皆さんの中にも普通に多いと思われます。今回は

あなたのシステム、
知らない間に、こんなコトになってませんか?

という好例として、取り上げてみました(^o^)/(^o^)/


さて次回、キリがいいので(どんなキリ〜?ww)
前々から必要だと感じていたページをUPしたいと思います。
『当サイトの造語、独自表現の辞典/随時更新(^_^;』デス。
さすがに勝手に造語を造りすぎてるんで…。

その次こそは[歪み]レポ編だと思われます〜って3年越しか…(^ ^ゞ

図中、ただのイメージとは云いつつCCよりもDT10の劣化具合を多く表記してます。
他意はありません。[80]じゃない数字にしたかっただけです。
念のためフォローしておきますと、私はここ20年くらいチューナーはKORGしか使ってません!
いやホント┌|∵|┘


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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
はじめまして。
一連のバッファ考たいへん参考になります。

カーボンコピーの記事ですが、昨年末の記事のコメント欄を読み返してみました。
私もOCD+DT10/OCDのON/OFFに依らず常時トレブリー・CC+DT10/ON/OFFの音質変化なし、という点が気になります。
しかもOCD使用時のみ発生、他の歪では問題無し?
AさんはEMG搭載ギターとパッシブPUのギターをご使用とあります。
これはどちらのギターでも同じ症状なのですかね。
それより、OCDオンその後ろにDT10をかませてCCオン時の音質変化を抑えている、というのが判りません。
図5に今までの検証からの推察がありますが、実際にはDT10はOCDバッファを無効にするほどスーパー音質劣化マシンなのでしょうか?
ただ確かボスをかましても同様の効果があるとのこと。
ボスに関しましては、今までのつん太さんの実証を覆します。
私は自分のボードを組む際、つん太さんの記事を参考にさせていただき、バッファの効果も実感しております。
32Vでは無くあえて若干色付けのあるバッファを先頭に置き良い結果を得ました。

私の書き込みは決してAさんへの批判ではありません。
純粋に興味がある問題です。
実際に音を聴かせて頂いたら、本当にAさんの仰るとおりかも。
ぜひ今一度ご意見をお伺いしたい思います。

つん太さん、これからも期待してますよ。
r66
2010/10/17 22:05
r66様 はじめまして(^o^)/
コメント&考察ありがとうございます。

批判じゃなく単純に「なんでだろ?」ですよね。私も同様です。A氏の状況は、私の理論Baseでは初めから説明のつかないものでした。
■私の論証、実験条件に穴があるか
■A氏の実験の条件に穴があるか
■音の判断や表現の隔たりがデカイ
という可能性があります。
とにかくできる範囲でモデル化して実験してみました。が結果は見ての通り。
A氏の現物でやれば
「おぉ、ホンマや!」
になるカモですが、それはムリなので再現にあまり拘らず、一般性が高い実用的な考察として書いた次第です。

さて全く失礼&マヌケながら(^_^;)
A氏がx氏に答えた記述にPickUpやシールド載ってますね。
EMGだって明言してるヽ(´o`)ノ
おまけにパッシブハムの両刀ヽ(´o`)ノ

このコメントを忘れてたのは私の重大なる落ち度。
ここに「論理の輪」がつながらない理由が潜んでます。抜け落ちてたとは言え、症状と実験からEMGの可能性に至ったということはまさに必然だったワケですね。
「EMG=有効バッファと等価」の可能性は『最適ボード#3』で示唆した時、x氏がコメントで答えてくれます。現状自分でTestしてませんので研究シリーズではActive について触れてませんが、実験ができれば1コラム分の重要な成果になるでしょう。

Passive/Activeの違いは、バッファや音ヤセ問題を考える上では超重大です。A氏の「なんでや?」のコタエはこの「混在」にあると思うのであります。好き嫌いは別として、EMGはこと音ヤセに関しては不問にする可能性があります。OD等の特性を変えてしまうという、別の問題が出てきちゃいますけどね。
現状、私的に納得いく説明は[混在]
気付かせてくれてアリガト(^o^)/
つん太
2010/10/21 14:46
ワタクシもOCDとCCを使用しておりますが、SMARTBUFFERを最初段に接続しているので、音質の変化や極度の劣化は感じません。
ですが、OCDを18Vで駆動させると、CCの音質がややハイ上がりに、音量も上がるような感じがします。
もしかすると、このへんが考察の抜けている穴なのではないでしょうか?
TOM
2010/10/28 06:28
TOM様 はじめまして(^o^)/
コメント&考察ありがとうございます。

OCDは18v駆動を想定して設計してますよね。どっちかというとヘッドルームに余裕ができてクリア面が生きるような印象だと記憶してますがどうでしょう?
まあともかく、A氏が18v駆動してない限り「穴」にはなりえませんし、18vでペダルの特性が変わったとしても、Baseになっている論理に変化を来すようなこともありません。例えばTOMさんの体験は「へぇ、そうなんだ。そういうこともあるかもね。」という状態ですが、A氏の体験には「なんでやねん?」と思う不整合があるから気になったのがきっかけです。
OCD+CCの具体ユーザーの多さにビックリですが、私個人に関していえば、当サイトで築き上げたバッファの論理がひっくり返るような新たな発見以外はあまり興味がないのです。
それよりなにより、TOMさんのSmartBufferに最も興味をそそられます。エフェクター考察シリーズ#11/実験A-1でBOSSのバイパスをブチ抜けますか?バッファ自体の色付け感はどうでしょう?有効バッファと呼んでよいモノの実例を増やしたいトコです。
これからもヨロシクです(^o^)/
つん太
2010/10/28 20:32

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