小林つん太のギター&音楽談義

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zoom RSS Effectレポ[空間]#番外2/MXR Carbon Copy×OCD実験編

<<   作成日時 : 2010/10/10 22:06   >>

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Effect レポシリーズ[空間]#番外2
MXR Carbon CopyとFulltone OCDの食い合わせ実験(^_^;)


ある日、最適システムの記事コメント欄にて、読者Aさんからのお問い合わせがありました。
Aさんは当サイトの源音重視のエフェクト研究に興味と理解を示してくれている方で、探求心もギターや機材のスキルもお持ちのようです。

Aさんの体験としては
●1. CC(Carbon Copy)は単体ではマトモである
●2. OCD(Carbon Copy)も単体ではまともである
●3. OCD=ONの後でCC=ONにするとOCDが使えないほどトレブリーになる
というものでした。
私としては、特に●3は理論的には理解し難いご報告。
電気回路はFeedBack回路でも組まない限り、上流の回路が下流の回路から影響を受ける事は無いからです。あったとしてもSWのON/OFF時の瞬間的なパルスくらいでしょう。
が、まあ四の五の言うより「やってみた方が早い!」といういつもの信条で実験してみた次第。


画像


まず、前回のCC単体の実験で明らかなのは、
●1の前提がすでに崩れていること。
残念ながら当サイトでの源音重視主義の立場で言えば、

CCは単体でマトモとは言い難い。

まあとにかく、再現実験です。


■A. 再現1

EG→OCD→CC→Amp
とつなぎ、
源音→→OCDのみON→→Dry100%のCCをON
と変化させてみました。最後にDry100%設定のCCをONにしたところで、その上流に位置するOCDの音色がトレブリーになっちゃうのか、ならないのか?それとももっと他の変化が見られるのか?

↓■Carbon CopyとOCDの食い合わせ実験/コード[E]のみ



00〜●直結まず源音です
04〜●OCD=ON/とりあえずOCD単体の音色です。
10〜●CCをDry100%でON/おぉ、無変化で〜す(^o^)/


さて、どうでしょう?
10秒のトコからトレブリーになったでしょうか?
無変化ですよね??
まあ理論通りというか想像通りの結果です。私の知識の範囲では、
一旦OCDを出た電気信号が、その後に位置するCCのON/OFFの影響で変化する事は無いと思います。

そんなことより、この実験では「別の」ある特性を知る事ができます。
CC=ONにした10秒〜のSample音が無変化でした。あの音ヤセCarbon Copyがですよ。ってことは

OCDって劣化バッファの劣化幕をブチ抜く能力がある

ってことです!

■B. 再現2

さらにAさんはトレブリー感を緩和させるためにOCDとCCの間にわざわざ音ヤセさせるためのDT-10というBOSS型ペダルを挿入するそうです。これも私の常識では理解できないところですが、事実に勝るモノはありませんからとにかくやってみました。
当方所有のDT-10はすでに改造しちゃってるので、代わりにBOSS OD-2のBypass状態を用いました。意味的には同じです。

画像
(実験時のシステム/BOSSはOFF状態でTB Loopに入ってる)


いろいろやってみましたが、結果は同じでした。無変化┌|∵|┘


※ 実 験 結 果 ※


前回のレポ、今回の実験から導ける事実をまとめてみます。
あくまでこの実験のみからね(^_^;)

★1. CCは、単体では残念ながら音ヤセペダル
★2. CCは、前段に有効バッファさえあれば源音回復できる
★3. OCDのEffect音は、後段にあるCCの影響は受けない
★4. OCDの出力は、後段のBOSS型ペダルの音ヤセを回復させるだけの、
   強いバッファ効果を持つ

※      ※      ※


さて、この先考察を書いてたら随分長くなったので、続きは次回┌|∵|┘
割と多くの方が知らないうちに出している不具合の可能性を示唆します。

次回、Carbon Copy編のラスト、
『Effectレポ[空間]#番外3/MXR Carbon Copy×OCD考察編』デス(^o^)/

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コメント(8件)

内 容 ニックネーム/日時
毎回、興味深く読ませていただいております。

素朴な疑問です。
電源の供給は、電池ですか?アダプタですか?
電池の場合、種類やメーカーによって音が変わります。アダプターもしかりです。

バッファアンプを使用することで、音の変化を最小限に抑えることを発見されたのは素晴らしいことですが、電源からの検証が見受けられないのは少々残念です。
Jeff
2010/10/11 02:26
Jeffさま はじめまして(^o^)/
来訪&コメント、ありがとうございます。
さて、素朴な疑問にお答えいたしましょう。
基本はアダプターです。ここ数年はPowerAll。理由は小さいから(笑)
以前はBOSS(PSA)やらGUYAやらでした。
実際のRecでは電池もたまに使います。マンガン、アルカリ、あるいはメーカー等、節操はありません。ステージ等は「絶対」アダプターです。

電源に関しては「死にかけマンガン」が流行ったころ、いろいろ比較した事はあるという程度です。COT50みたいなFAZZ系は回路がどシンプルな分変化があってオモシロイとは思いましたが、当たり前ですがトランジスタを変える方が効果はデカイわけで興味が続きませんでした。
なにより「音が出ない」という事故につながる可能性がある部分ですから、安定供給してくれることが第1条件で、第2がコンパクトで軽い事です。

最近にわかバッファ通みたくなっちゃいましたが、記事を書き始めた2年くらい前まで「何も知らない」状態でした。
「バッファいいよ」と云う人はいるけど、どうイイのか、どんなにスバラシイのか、を私に音で示してくれた人は誰もいなかったので自分で試したのが始まりです。
おまけに初期実験で人から借りまくった機材にまともな効果があるモノはゼロ。別目的でたまたま借りてた+32Vを試してなければ「バッファ=効果なし。どころかむしろ音がヤセる!」で終わるトコでしたよ。
続く
つん太
2010/10/11 04:39
それがココまでの研究に発展したのはBOSSの劣化を+32V様が帳消しにした瞬間の感動があったからです。
たまたま私が出す音やPicking、Playスタイルが「音ヤセ」に対して神経質であった事も大きいですね。ギター、ペダル、アンプ等のコントロールツマミでどうにかなる範囲の変化だったら差ほど興味なかったでしょう。
サイトを通じて問題を提起してくれたり、助言をしてくれたり、機材を提供してくれたりした読者の方々のおかげでもあります。

さて、たった今その提言をJeffさんからいただいてる状態です。上記のように、電源関係に造詣は深くありません。
「コレとコレの違いを味わってから語れ!話はそれからだぁ!」ってのがあれば教えて下さい。音ヤセペダルだと思ってたブツが電源を変えるだけで無劣化ペダルになってくれたりすると、そりゃもう+32V以来の感動です。過去の自分にバカヤローです(笑)
Jeffさんは含蓄有りそうですね。
ぜひ今後もいろいろご教授下さい。ヨロシクですm(_ _)m
つん太
2010/10/11 04:40
私も電源 特に電池については造詣は深くありません。仕事柄パワーサプライに関してはある程度の知識があると思っておりますが、深く掘り下げて探求しているわけではありません。しっかりと勉強され実践されている方とは、知識レベルが天と地ほどの差があります。
電源によって音が変わる。これは私の経験上の話です。分かりやすいのは、アンプですね。ライブハウス等に自分のアンプを持ち込み演奏された経験があれば、店によって音が違うことを体験されていると思います。
これがエフェクターにも当てはまります。
電池で駆動する時とアダプターで駆動する時にわずかですが音の差が出てきます。
それがノイズであったり、抜けであったり
常時エフェクタ内部回路を通るようなタイプの場合は、エフェクト音だけでなくエフェクトOFF時の音にも影響を及ぼします。わずかな違いですが、気になる人は大きな違いだと思いますが、有効バッファほどハッキリと分かる違いは出ません。

まずは、100円ショップで売っているマンガンとアルカリ、電気屋で売っているマンガンとアルカリ、ギターショップで売っている輸入物のマンガンとアルカリ、これらを聞き比べて見てください。あまり原音を加工しないタイプのエフェクターをある程度大きい音量で。
わずかな違いですが、多くのエフェクターを使うとこのわずかな違いが最終の音に影響してきます。
機会があれば試してみてください。
この違いが分かった上で、有効バッファと組み合わせて使うと面白い思います。
では


Jeff
2010/10/12 13:26
Jeffさま
詳細なご説明、ありがとうございます。
「仕事柄」?ってトコ、きになりますねぇ。
さて、仰ることの大枠は理解いたしました。
詳しく書くとコラム数回分になるので、失礼ながら簡単に「私の考え」をご説明いたします。

当方のバッファ研究の大テーマは極論すればただ1つ、
『ヤセるか、ヤセないか!?』
のみです。
そのペダルはヤセるか否か?
そのバッファは有効か否か?
それだけなのです。もし電源や電池の違いで、ヤセ型がヤセないペダルになったり、その逆が起こったりすればそりゃ私にとっても大問題ですが、Ampやペダルのツマミ類で調整可能な音色の差はこの議論には不要で逆に論点がボヤけます。例えばマンガン電池とアダプターに明確な音色の差が見られたとしても、ヤセるヤセないに明確な影響がない限り当研究で書いた記述に何ら変化はありません。
もし、その部分で影響を与える事例がありましたら教えて下さい。ひとつの発見といえます。明確な検証が得られた上で別途記事にさせていただきます。
続く
つん太
2010/10/15 05:50
続き
実は逆の視点で私が興味あるのは、
『Highインピ領域で電源による音色差が見られたペダルが、Lowインピ、または有効バッファ下流に於いてはその差が無くなってしまう可能性』ですね。
ケーブル編で得た私の大発見(だと思ってるw)の別verです。ケーブル信仰が有効なのはHighインピ領域のみで、後はどのケーブルも差はありません。これと同じ事が電源の違いでも起こってしまうと、電源信仰にスゴイ影響を与えるでしょう。
これはケーブル編を書いたときに立てた可能性というか「仮説」です。電源だけじゃなく電子素子について「もしかすると?」と思ってます。まあ、本でも書く気ならその辺まで突っ込みますかねw。

ただJeffさんの実感は、ペダルの傾向を自分の用途や「好み」に近づける使い方や、Tune Upする研究には大いに役立つでしょう。あるいは「好きキライ」の物差しで語るレポ編でもご助力お願いいたします。例えば
「この度↑のOD、電池の差がモロに出る機種です。マンガンだけで判断するなかれ!」みたいな。
今後ともヨロシク〜(^o^)/
つん太
2010/10/15 05:51
つん太さん、こんばんは
チョイご無沙汰しちゃいました〜
遅ればせながら、ご報告です。

上記の仮説
『Highインピ領域で電源による音色差が見られたペダルが、有効バッファ下流に於いてはその差が無くなってしまう可能性』は、私の環境では、つん太さんの仮説通りでした。
以下、実例報告です。
私の環境
テレー32vーzendriveクローンーnova delayーAMPです。
zendriveクローンは単体使用では、vocu power plantで7vまで下げた音が好みなんですが、novaのヤセ対策に、頭に32Vを噛ますと9vでも、7vでも音色変化は無くなります。
ですので、頭の32vの効果と、電源の種類による効果は、両立しないと思います。
ちなみに、32Vが頭なのは、歪の後ろに32vの音が好みではないからです。又、32v、zenクローンは、ライブ中は踏みっぱなしです。
別のODで、11vまで上げるのが好みのものもありますが、同様に、32vの後ろでは効果はありませんでした。

x
2010/11/11 23:18
おぉ、xさま(^o^)/
スンバラシイご報告をありがとう(^o^)/(^o^)/

いやぁ、想像通りでしたねぇ。
そういう使用環境で起こってしまうような繊細な変化の類は、多くの場合は信号の弱電流に起因してるんじゃないかというのが私の仮説です。

まぁこれですぐに「一般論」にしていいかどうかは早計ですが、証明するに十分な論理と実験を重ねれば特殊例を除いた一般論レベルの実証ができそうですね。
xさんが取ってくれた実例だけでも「電池信仰」に風穴を空けるには十分だと思いますけどね。

つかxさん、さすが機材ヲタ(笑)
「死にかけ電池」を作る機材までお持ちで(^_^;)
つん太
2010/11/14 00:07

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