小林つん太のギター&音楽談義

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help リーダーに追加 RSS Effect考察#05『バッファの意義』

<<   作成日時 : 2008/12/05 23:12   >>

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当ブログでは改造記録とか機材レポなどなどに関して、電子回路や物理科学的な説明系はなるべく排除し、解りやすく
「ココをこうしたら、音がこう変わった」とか
「こういう趣味の私としては、最高(あるいは今イチ)の機材です」みたく、

主に[音の現象]を[主観]で表現するようにしております

そのため、主観の主(ぬし=私)が「どういう趣味趣向なのか」ということをキチンと示す事に最大限留意している次第です。

さて、
前回の「True Bypass vs バッファ」の記事において、一旦は電気的説明の段落を執筆しましたが、いかんせん長くてツマンナイ記述になってしまい、「音の現象」を「主観」で表現するという当ブログ的ではなかったのでバッサリとその部分を削除いたしました。
「あとはググってネ」という一文を残して(^ ^ゞ

そんなとき、読者の「まあ様」から、『バッファアンプの意味と意義』に関して熱烈なコメントをいただきました。電気に詳しくなくてもギター弾きであれば感覚で解るように工夫された力作です。後半のマッチングに関しては少々発展的内容で難しいですけど、解らなくても気にする事は無いと思います。解る人が解ればいい、って感じじゃないでしょうか。
コメント欄の読みにくい状態だとせっかくの内容が没してしまいますので、ご本人の許可を得まして校正&レイアウトを取り直しつつ転載させていただく事になりました。

画像
80年代Maxonの基板/大雑把ではあるが真中の青枠内が電子SW回路
緑枠が入力バッファ/赤枠が出力バッファ
電子SW+バッファが無かったらスッカスカ〜┐(´o`)┌


以下、まあ様より(^o^)/

ギターのPU出力はパッシブだとインピーダンスが高いです!これは

電圧(音量)に対して(電流)が弱い


って意味です。なのでシールドが長くなるほど信号が減衰していきます。同時にTB(True Bypass)であってもジャックとプラグとスイッチ本体を経由する度に劣化していきます、さらに電流が小さいのでグランドに落ちていない信号線の全てがアンテナとなって外来ノイズの進入に弱い状態のままアンプに送られるわけです。人間で言うと免疫力が低いひとが裸で歩くみたいな、天気次第では簡単に風邪をひく無防備な状態でしょう。

そこでインピーダンスを低くする考えが出てくる。

音量(交流電圧)を変えずに電流を大きくするのがバッファ


ですから、つまり洋服を着るような感じ?ですよね。これで風邪をひき難くなるわけです、この洋服がダサいか魅力的かが問題です。ボスは高級ブランドではないのでここは電子スイッチの為に作っています、例えばオーバードライブ回路はバッファ無しでも働きますが、FF電子スイッチはうまく働きませんので・・・。

バッファは音量1倍の電流増幅回路です←大事


結果的に洋服を着ることによって外敵に強くなります。しかし複数のFXを通ったりすると損失で音量も下がります・・。

そこでラインブーストという、アンプまでの損失を埋める音量と電流両方の増幅をするという考えでシステムを組むような 考えが出てきました。80年代ピートコーニッシュやブラッドショーあたりです。これは洋服を着たうえに電車で移動みたいな感じです。

コーニッシュなんかは更に徹底していて、TBのペダルの前と後ろに一個一個リニアブースト(バッファ+インピーダンスマッチング)を行ってました。これは最強のノイズ対策ですね。
ボスはバッファが入っているので比較的ノイズ対策になっているけれど、それぞれのペダルがギターから「単体」で繋ぐ可能性がある汎用品なので、一つ一つが高い入力インピーダンスと低い出力インピーダンス(ロー出しハイ受け)になり、繋げば繋ぐほど音量も音質も劣化します。

これに対し「ギターが入るハイ受けロー出しバッファ」を最初に置き、それ以降のFXは全部インピーダンスマッチングした受け出しをすることによって構成され損失を無くす考えです。例えるなら、

ボスを数珠繋ぎにした場合=「各駅乗り換えの電車」

コーニッシュのシステム=「乗り継ぎ無しの直行便」

という感じ。恐ろしく高額ですが・・・ 。つまり乗客は「どちらが疲労しないか?」ということです。これがノイズ対策とか劣化防止の考え方で、雑誌などで中途半端に
「ローインピ化=ノイズ対策」と伝わったのは、実は
「劣化=信号が疲れる」のを忘れた考えで、マッチングこそが肝だったわけです。

それから、CAEのバッファ・ラインドライバは有名です。
あれは単体で使うと音が「華やかで煌びやか」になります。EL34が84になる感じ。 考え方として
「FXを多数使う時にどうしても減衰してしまう高域を補っておく」
というような意図があるような音です。これが好きな人も嫌いな人もいるようで面白いです。システム全体で考えるか個で考えるか?もあるんでしょうね!

「ハイ受けロー出し」も次善策だし、TBも万全という訳でもない。
ボスは「単体での使用」を考えた汎用品で安価なものですが、社内方針や制約の中で良く出来てるエフェクターだと思います。

以上、まあ様より。

まあ様、ありがとうございました。m(_ _)m

※    ※    ※    ※


いかがでしたか?
インピーダンスマッチング等はいろんなエフェクター本に書かれてはいますが、電子回路に詳しい人じゃないと解りにくい部分だとは思います。でもね、細かい論理的な事は解らなくて全然いいと思いますよ。このブログのあちこちで言ってますが、

単なる事実として現象を知り(音がヤセるとか)、

その対応策だけ、覚えてればイイ(^o^)/


だけっす。それから前号記事でも紹介してますが、TBとバッファに関して「理屈より現象」を詳しく書いてあるリンクを一つ貼っておきます。「RE-J」さんのページです。

では次号、『BOSSバッファの威力(賛辞)』。
なんと、BOSSバッファのプチ賛辞です(^ ^ゞ

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