小林つん太のギター&音楽談義

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<<   作成日時 : 2007/02/01 04:54   >>

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エンニオ・モリコーネ その2

10数年前に、あるアルバムのRecordingで一月弱ほどローマに滞在しましたが、その時使ったスタジオがモリコーネの定宿的スタジオでした。それもなんと、私がいた期間、偶然にも
隣のスタジオでモリコーネが映画のサントラをrecording中
というオマケつきでした!
巨匠は毎日映画の監督さんとケンカしながら録音しているというシビアな状況なんで(いつもそうらしい…)お会いできるワケはないのですが、同じスタジオ内であこがれの大巨匠が作業をしているという状況はそれだけでとても嬉しいコトでした。

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(写真1/スタジオ外観、さすがはRoma!重厚…)


あちらの御一行(フルオケだから大人数)は夜になれば毎日帰ってしまうので、夜な夜な大先生のsettingを眺めに隣のスタジオに行ったものです。たしかあちらは5日間ほどの作業だったと思いますが、そういう場合は毎日同じ人たちが同じ場所でrecordingをするのでsettingは作業後もそのままなワケです。

私たちのプログラムのスタッフが巨匠のrecording風景についていろいろ教えてくれました。彼は通常、巨匠のプログラムには必ず参加してる方で、先日紹介したヨーヨー・マとのコラボアルバムのクレジットにはその方がエンジニア(レコーディングミキサーのこと)としてクレジットされてます♪

この時のレコーディングで嬉しかったエピソードがあります。

私がモリコーネの代表曲『さすらいの口笛』を気持ちよく吹きながらスタジオの廊下を歩いてました。すると後から歩いてきたミラノのギタリストが一緒に口笛を合わせてくれたのです。
ハッ!と、立ち止まって振り向くと
 「ニッコォ〜(^ ^)♪」
と嬉しそうな笑顔を返してくれ、そこからは二人で合奏しながら歩きました。

〜そこにはコトバのいらない瞬間が確かにあった〜


私がとても幸せな気持ちになったのは想像つくと思いますが、実はお互いが嬉しかったのです。ギタリストからすれば、アジアの極東の国であるJaponからきた男が、自国の誇る作曲家の代表曲をなにげな瞬間に口ずさんでいる。彼はそのことをとても喜んでくれてました。

凄腕のギタリストである彼の愛機はFender Japanのテレキャスター。
「いろいろ弾いたけどコレが一番いいんだ、君の国だろ?」
とエールを送ってくれました。
国外だとそういうちょっとしたコトが嬉しいですよね。

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(写真2/巨匠のスタジオで、こっそりとイケナイことをしている筆者。懺悔…)


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